2017年5月31日水曜日

図書館のイベントなどに使えそうなデジコレ資料①



昨日、ウェブを見ていたら「第48回図書館活用講座 講演「『非水創作図案集』と広告デザイン」とワークショップ」という京都府立図書館のイベントを見かけました。興味を引いたのは次の一文。


講演会の後、国立国会図書館デジタルコレクションを活用し、講演テーマと関連するデザインのブックカバーをパソコンで作成します。パソコン持ち込み歓迎。

第48回図書館活用講座 講演「『非水創作図案集』と広告デザイン」とワークショップ


そういえば、以前に某所にて同じようなことを考えたことがあったなぁ、そして没られたなぁ。ということを思い出しました。物事は思いつくよりも実行することのほうが難しいことも少なくなく、そういう意味では中の人はきっとえらい頑張ったんだろうなぁと思います。京都のみなさんに敬意を表して、というわけではないのですが、せっかく思い出したので、その時に見つけた資料などを紹介しようと思います。もし、気になる資料があれば活用してみてください。



清親畫帖


みんな大好き小林清親。「光線画」で知られる明治の浮世絵師、小林清親の画を集めた資料です。説明はWikipediaさんなどにお任せしておいて、とりあえず作品を見ていただきたい。初めて見たときは「これが浮世絵か」と驚いたものです。極彩色の派手なものではないですし、白黒や単色にしても映えそうでしたので、ブックカバーにするならこれ!と思って大事に記憶しといたまま今に至ります…。





小林清親なデジコレ資料(※網羅してません)



絵画の手本シリーズ@宇崎スミカズ



「大阪の夢二」といわれた画家、宇崎純一ことスミカズ氏のイラスト集です。程よく力の抜けたかわいいイラストがぎっしり詰まっており、見てるだけでも楽しいですが、著作権の保護期間が満了しているということでこのブログでもちょこちょこと(必然はないけど好きという理由だけで)掲載させていただいています。

この資料、イラストを散らしたブックカバーなんて作ったらたいそうかわいいこと必至ですが、時間を作って一番やりたいのはスタンプづくり。カシオから出ているポムリエを使えば、デジタルデータを使って簡単にスタンプが作れます。使い道も使うあてもないですが、この白黒の画像の感じがいかにもスタンプと合いそうです。スミカズ氏は大阪で活躍ということで、大阪市か堺市の図書館さんや博物館さんが何かしら楽しいことをしてくださらないかしらん。


右上は奥さんが働いていたという道頓堀のカッフェー「旗のバー」
スミカズ 著. 新絵画ノ手本. 石橋由太郎, 大正3年




ただ紙に印刷して巻いただけでいい感じ。


スタンプにすると映える。楽しい。

なんとなく興が乗ってきたので記事を中断して、ちょっと手を動かしてみました。ブックカバーはただ印刷しただけでもなんだかいい感じだし、スタンプに至ってはちょっと驚くくらい雰囲気が合います。白黒というシンプルなイラストならではなのだとは思うけれど、この調子だと北斎漫画や鳥獣戯画をはじめとした近代以前のいろいろな画像もきっと楽しそうですね。(ポムリエはそんなに高いものではないので、ぜひお試しを!)

スミカズ関係の情報



引札見本帖



今回の記事の最後は引札です。昔の広告媒体として知られている引札ですが、デジコレにはその見本帖が収録されています。見本帳ですのでお店の宣伝が書き込まれる欄は空欄になっており、したがって自分でいろいろと遊ぶ余地が出てきます。

実際、引札はカラフルで見て楽しい、また空欄を活用すればいろいろ使えるということで、割といろいろなところで活用例を見かける素材です。例えば、凸版印刷さんの印刷博物館ではメモ帳やシールなどいろいろな商品を販売していますし、企画展そのものの題材としてはもちろん、関係ない話題の企画展のキービジュアルとしてチラシ等に、また広報誌の表紙などにもたびたび使用されています。また、大阪府のおおさかアーカイブス(大阪府文化資産デジタルアーカイブ)が実施していたコンテストでは引札を使用したペーパーランチョンマットが賞を獲得していました。











デジコレ収録の引札見本帳(※網羅してません)

まずは3点ほど紹介してみましたが、まだまだ続きます!