図書館のイベントなどに使えそうなデジコレ資料②(団扇を作ろう!)

少し前に同名の記事を書いてからはや数か月、そういえばぜんぜん続いてなかったです。別件で抱えていたことがひと段落したので、続編を書いてみます。どれも思いついたはいいが怠け者の自分には実施に至らずというものなので、実行力にあふれている方はぜひお試しくださいませ。

団扇絵




前回ブックカバーを紹介したところですが、同じく紙もののグッズで有名なものといえば団扇ですね。錦絵のジャンルのひとつとして団扇絵というものがあり、これはもちろん実用として使用されるほか、観賞用としても用いられたとか。


団扇絵なら当然団扇になるはず、ということで手作り団扇キットを使って作ってみました。世の中便利なもので、プリンタで打ち出して団扇に張り付ければすぐに団扇になります。(キットを使わず普通の紙に印刷して既存の団扇に糊で貼り付ける、という手もあり。)


…と思いきや、実は団扇絵の形と現在の一般的なそれはなかなか違っており、形を合わせるのに一苦労。


結局、団扇絵の結構な部分を印刷から落とすことで形を整えました。団扇絵だからって団扇にしやすいわけじゃないんだと思い知りましたでござる。(というか、むしろ普通の錦絵のほうが形を合わせるのが簡単…!?)


前回
紹介の清親畫帖より「日本橋夜

使い道としては、以下のようなもうちょっと安価なキット(ないし通常の厚紙)で割と安価に作れるものをイベント等の配布用にするほか、講演会や展示会のイベントの際に関連する錦絵を加工して作成、宣伝に使っても面白いかもしれませんね。もしくは、タイトルからはちょっと外れますが、夏の間の節電と猛暑の板挟みの解として「団扇の貸し出し」ということも残念ながらあるかもしれません…。


なお、「版種」に団扇絵である旨が記載されている東京都立中央図書館のTOKYOアーカイブとは異なり、デジコレではそうした情報がなかったのでいろいろな情報源を参照しながら版元や請求記号、作者名などからちょこちょこ集めてみました。以下、気に入ったものなどいくつか画像を貼り付けておきます。


国貞 画. [会席の図]. [江戸後期]より「田中庵











その他の団扇絵(※網羅してません)






























関連情報



ちなみに、上記のいくつもの団扇絵の版元である伊場仙さんは現在も日本橋で絶賛営業中。お店が入っている伊場仙ビルは中央区のまちかど展示館にもなっており、夏にお邪魔した際には伊場仙版初代豊国筆団扇絵「今様十二ヶ月」復刻版が展示されていました。
現在の伊場仙さん(この日はお休み)

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