1.はじめに
日本の学位論文を包括的に収録した台帳は存在せず、したがって検索もできなければどれくらいの数があるのかも不明、なんて話をTwitter(下記参照)でしていたのをきっかけとしてこのエントリを書いてみました。
日本の博士論文の数とか、どこのだれも把握してなさそう。ってのは分かってきた。
— HAYASHI Yutakaさん (@hayashiyutaka) 2013年5月7日
タイトルはアレですが、要は古い博士録を手打ちでテキスト入力して、NDL-OPACやNIIのデータベースで探せない分を補完してみようという計画です。
某大きな根っこさんの情報によると、国立国会図書館に収蔵されていない年代≒大正12年以前の博士というのはせいぜい3000人程度らしいので、それなら近代デジタルライブラリーなどの画像を見ながら人力でテキストデータを作ってしまえるんじゃないのか、という話の流れです。
2.方法
(1)Googledocなどクラウド上にシートを用意
(2)底本になりそうなものや使えそうな情報源を紹介
(3)協力者を募集
(4)自分もやりながらみんなが打ち込んでくれるのを待つ
いたってシンプルです。基本的に、こちらで用意するのは底本(というほど厳密なものではないが)と打ち込み先だけです。後はほかの方々と一緒にひたすら打ち込みます。打ち込みます。
・みんなであれこれするファイル
(たぶん完成まで未公開。お手伝いしてくれる方はメールか@yaskohiまでご連絡を。)
・学位大系博士録. 昭和14年版
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1461730
・・・・とはいっても、なかなかそれだけではつらいと思うので、方針のようなものをいくつか書いておきますね。
異体字
あまり気にしなくて良いです。要するに検索ができればいいので、Google検索とか、OPACとか異体字を吸収してくれるシステムを通して吸収される程度なら何でもアリです。
字がつぶれて読めない情報
Googleなり、冊子体の情報なりを使って補完してください。補完できないものは放置して助けを待ちます。
付加的な情報
付加的な情報
シート内「ページURL」には記載があった箇所のURL(資料のURL+/コマ数)を、「論文URL」にはウェブで上で公開されているものがあればそのURLを入れてください。
作業の範囲
作業の範囲
NDL-OPACや学術研究データベース・リポジトリ 博士論文書誌データベースにない情報を補完するのが目的ですので、それらに情報が含まれるような年代まで入力したら作業終了です。ちなみに、NDL-OPAC収録の大正12年以前のもの/収録博士数を数えると以下のような数字が出ました。
大体2500人というとこでしょうか。とはいえ、大正13年などのものでもNDL-OPACには収録していないものもあるようなので、もう少し多めに調査をする必要があるかもしれません。そこのところはまたやりながらの検討ということになるのかと思います。
一人あたりの作業量
もともと一人でもやろうかと思っていた作業なので、好きな人が好きなだけ手伝っていただければよいかな、と。なかなか大変で終わらなかったらやれる人がやっちゃえばいいと思いますし。作業の分担については、とりあえず医学以外は学位の種類ごとに分けて、医学は番号を100くらいずつ割り振って(終わったら次の100を割り振る)やっちゃおうかと思います。
あと、終わったら自由利用ということでここで公開しようと思いますので、そこに賛同いただける方お願いします。
最後に、参考になりそうな情報を掲載しておきます。文字がつぶれて読めない時など適当にご利用くださいませ。
http://dbr.nii.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000016GAKUI1
・JAIRO (国立情報学研究所)
http://jairo.nii.ac.jp/
・CiNii Books (国立情報学研究所)
http://ci.nii.ac.jp/books/
・CiNii Articles (国立情報学研究所)
http://ci.nii.ac.jp/
・国立国会図書館サーチ (国立国会図書館)
http://iss.ndl.go.jp/
・NDL-OPAC (国立国会図書館)
https://ndlopac.ndl.go.jp/
・国立国会図書館デジタル化資料 (国立国会図書館)
http://dl.ndl.go.jp/
・日本で受理された学位論文を探す(名古屋大学附属図書館)
http://www.gsid.nagoya-u.ac.jp/service/library/guide/dis.html
・京都大学博士学位論文データベース(旧制時代~)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/search/index.php?content_id=16
・九州大学学位論文書誌データベース(1922=大正11年~)
http://mars.lib.kyushu-u.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000002GAKUISYOSI
・北海道大学学位論文目録データベース(1922年=大正11年~)
http://www.lib.hokudai.ac.jp/dissertations/
・新潟大学博士論文データベース(1923=大正12年~)
http://www.lib.niigata-u.ac.jp/Hakase/hakaseDBtop.html
一人あたりの作業量
もともと一人でもやろうかと思っていた作業なので、好きな人が好きなだけ手伝っていただければよいかな、と。なかなか大変で終わらなかったらやれる人がやっちゃえばいいと思いますし。作業の分担については、とりあえず医学以外は学位の種類ごとに分けて、医学は番号を100くらいずつ割り振って(終わったら次の100を割り振る)やっちゃおうかと思います。
あと、終わったら自由利用ということでここで公開しようと思いますので、そこに賛同いただける方お願いします。
3.情報源等
最後に、参考になりそうな情報を掲載しておきます。文字がつぶれて読めない時など適当にご利用くださいませ。
(1)大学をまたいだ情報源
・学術研究データベース・リポジトリ 博士論文書誌データベース(国立情報学研究所)http://dbr.nii.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000016GAKUI1
・JAIRO (国立情報学研究所)
http://jairo.nii.ac.jp/
・CiNii Books (国立情報学研究所)
http://ci.nii.ac.jp/books/
・CiNii Articles (国立情報学研究所)
http://ci.nii.ac.jp/
・国立国会図書館サーチ (国立国会図書館)
http://iss.ndl.go.jp/
・NDL-OPAC (国立国会図書館)
https://ndlopac.ndl.go.jp/
・国立国会図書館デジタル化資料 (国立国会図書館)
http://dl.ndl.go.jp/
(2)大学ごとの情報源
大学の図書館などで公開されているデータベースをざっくり調べてみました。今回の調査と年代がかぶりそうなものを集めてみましたが、漏れがある場合は教えていただけると幸いです。・日本で受理された学位論文を探す(名古屋大学附属図書館)
http://www.gsid.nagoya-u.ac.jp/service/library/guide/dis.html
・京都大学博士学位論文データベース(旧制時代~)
http://www.kulib.kyoto-u.ac.jp/modules/search/index.php?content_id=16
・九州大学学位論文書誌データベース(1922=大正11年~)
http://mars.lib.kyushu-u.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000002GAKUISYOSI
・北海道大学学位論文目録データベース(1922年=大正11年~)
http://www.lib.hokudai.ac.jp/dissertations/
・新潟大学博士論文データベース(1923=大正12年~)
http://www.lib.niigata-u.ac.jp/Hakase/hakaseDBtop.html
4.応募方法
以上です。繰り返しになりますが、興味のある方はメールか@yaskohiまでにメールアドレスをお知らせください。 とりあえず、5月14日を〆として、週末までに具体的なことについてメールでご連絡させていただきます。
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